2011年4月6日に国際雑誌である「Journal of Orthopaedic & Sports Physical Therapy」に,当院作業療法士の金子と元理学療法士として勤務していた高崎の投稿論文が採用されました. 論文タイトルは「Forearm Pain, Diagnosed as Intersection Syndrome, Managed by Taping: A Case Series」で, Intersection Syndromeという長母指外転筋と短母指伸筋の筋腹とECRL・ECRBの腱部との間で生じる腱鞘炎で,腱交差症候群といわれている疾患の患者様に対して,テーピングを用いた治療が効果的であったと報告した論文になります. 理学・作業療法の整形外科分野ではテーピングはしばしば用いられていますが,本論文ではIntersection Syndromeの病態に焦点を当て,また患者様の生活様式やニーズに合わせ治療を行なったもので,金子の専門分野である腱鞘炎の治療が国際雑誌に認められました. 腱鞘炎と言いましても,ばね指やドケルバン病,今回のIntersection Syndromeなど様々な疾患があります.日々,患者様の声に耳を傾けより良い治療が提供できますよう邁進してまいりたいと思います. 作業療法士 金子翔拓 |
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