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 〜Bone bruise〜


画像の読影

単純X線(図1)では特に病的な所見は見られないが、T像で
は明らかな高信号(図2;→)が見られ、T1像では境界不明瞭な
低信号(図3;
)が見られる。

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図3 T-Coronal Plane
図2 T-Coronal Plane


症例 70才、女性、数時間前転倒した時に右手をつき、右肩
の痛みが出現した。







考察

骨挫傷はMRIの登場により生まれた概念で、従来の単純X線撮
影では指摘できなかった骨内の浮腫や出血を伴う骨梁の微細
骨折を描出していると考えられ、直接の打撃による外力による
もの(例えば膝を打撲した等)や関節で骨同士が衝突して起こ
るものとがあると言われている。MRIでは「骨髄の浮腫性変化」
として描出され、T1で低信号、T2で等〜高信号を示す。T1像で
線上の低信号があればBone bruiseよりも Fractureと考えた
ほうが良いと言われている。

図1 単純X線正面像