〜 第14回国際手外科学会・第11回国際ハンドセラピィ学会 〜 |
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2019年6月17日〜21日にかけてドイツはベルリンにて、第14回国際手外科学会・第11回国際ハンドセラピィ学会に、当院の作業療法士の林弘樹と非常勤作業療法士(北海道文教大学人間科学部作業療法学科 准教授)の金子翔拓が発表してきました。 演題はどちらもテニス肘に関連する基礎発表になり、今後のテニス肘の研究や臨床への一助になればと思います。 林の演題は「Positive rate of horizontal flexion test for healthy subjects of visual display terminal worker」というタイトルで、テニス肘はその名目の由来の通り元々はtennisプレイヤーに多く発症する疾患でありましたが、現在ではテニス肘の10%程度がtennisプレイヤーの発症で、残りの90%はデスクワーク従事者であるというのが現在の状態であり、林の報告はそれを裏付けるための基礎研究の一部となります。テニス肘(上腕骨外側上顆炎)の患者様は、100%の確率で症状を有する側の肩関節の水平内転制限(Horizontal flexion test)が陽性となると報告されており(非常勤作業療法士 金子の論文より)、肩関節とテニス肘発症の間には関連があると考えております。この林の発表では、テニス肘になっていない人で、デスクワークに従事する人とそうでない人の肩関節を調査し、結果より、「 In present study , 15 people of desk work group were positive, positive rate was 46.9%, 4 of non-desk work group were positive. It was 12.5%. Moreover, positive rate of desk work group were significantly different than non-desk work group (p = 0.0026).」、デスクワーク従事者は、テニス肘が発症していないにもかかわらず、肩関節水平内転制限を有している確立が非常に高いということを明らかにしました。 今後、さらに研究を進め、テニス肘の患者様の治療に役立てていけるようにしたいと思っております。 作業療法士 林弘樹 |